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年金って本当にもらえるんでしょうか。今から心配です

老後の年金はもらえる?

私は50を過ぎているので、老後の年金が気になります。
高齢化社会と言われ、国庫予算は減っていると聞きますが、果たして私たちは、老後の年金がもらえるのでしょうか。

子供たちはもう独立しているので、安心ですが、夫婦2人で今後はどうにか生活できるか、心配です。
子供に迷惑をかけたくないので、せめて年金は欲しいと思っています。
よろしくお願いいたします。

もらえないことはない

年金について、不安に感じるという人は多いです。
これから、ご説明します。

皆さまは65歳になると、国から老齢年金をもらえる仕組みが整っています。
自営業の人や専業主婦の人は基礎年金といわれる国民年金から、もらえるでしょう。
会社勤めだった人は国民年金と厚生年金が、振り込まれます。

国の年金は年金記録のデータ化が不完全だったということで、国民から不信感を買いました。
そのため、国庫の破綻などが噂されましたが、そんなことはありません。
国の年金が崩壊ということはないので、ご安心ください。

国の試算

年金破綻があるのかどうかということは、厚生労働省が財政を検証した結果、今後100年の間の財源は、確保されているということがわかりました。
もしも、年金がだめになったとしても、老後の最低の生活は、生活保護制度を使えるでしょう。

しかし、そのようになると、国が大変です。
日本の3000万人以上の生活の面倒を、国が見るということになります。
そのようなことは無理なので、国は年金制度がなくならないように努力するでしょう。

それに、日本には年金のための財源が190兆円ということです。
この額はアメリカと並んで多い方になります。

もらえる金額が減るかも

上記でご説明しましたように、年金はもらえます。
ただ、もらえる金額が減る可能性は高いです。

なぜなら、高齢化社会だからです。
国の年金は生きている間は、ずっともらえますが、そのような人が増えると当然ですが、国の支払額が増えるということになります。
かつては、高齢者に支給する年金は10年くらいの期間だったのですが、今ではその期間が長くなり、30年以上です。

そうなると、国は昔の2倍以上の年金を払うことになります。
昔の高齢者と比べると、ずいぶん多くもらえるということですが、国の予算を考えれば、調整をしないと厳しいでしょう。
その調整が、年金をもらえる額を減らすということです。
このことは、毎年金額を少なくするということで、マクロ経済スライドといいます。

実は、15%ほどの支払の引き下げを、数十年単位で行うという計画です。
とはいいましても、物価の値上げなどを見て、慎重な引き下げに対応するとなっています。
できたら、金額は減らさないで、物価高を抑えるなどの工夫をしようとしているのでしょう。

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