1. >
  2. >
  3. 一人暮らしを始めたいのですが部屋探しのコツを教えてください

一人暮らしを始めたいのですが部屋探しのコツを教えてください

singleroom

Q.一人暮らしを始めようと思っている者です

まず部屋探しを始めようとしているのですが、初めての一人暮らしなので右も左も分かりません。どんな手順で進めれば、部屋探しを効率よく進められますか?また、いい間取りの選び方や注意点、内見の際に見ておくといいポイントなどがあれば教えてください。

A.まずは家賃、立地、引っ越すタイミングを整理しましょう

まずは、「家賃の上限」「住みたいエリア」「いつ引っ越すのか(入居日はいつになるのか)」などの条件を洗い出して整理してみましょう。また、「エアコン付き」「バス・トイレ別」「オートロック」など、こだわりたい設備条件についてもまとめておくのもおすすめです。

希望がある程度まとまったら、賃貸サイトで条件を絞り込んで部屋探し開始です。

A.家賃の目安

部屋探しをする際は、最初に家賃を決めておくと条件を絞り込みやすくなります。家賃の目安は、「手取り収入の3分の1以下」というのが一般的です。まずはこの目安を参考に、家賃の上限を設定すると良いでしょう。ただし、「出来る限り節約して貯金を作りたい」「食費や娯楽費などの出費が増えそう」という場合は、3分の1よりもやや低く見積もっておく必要がありそうです。

家賃は固定費であり、一度決めると後から節約することは難しい費用です。ある程度余裕をもって払える金額に設定しましょう。また、エリアごとの家賃相場を大まかに知っておくのもおすすめ。家賃は、エリア・立地条件の相場の影響を大きく受けるためです。

A.立地条件の決め方

前提として、交通の便に注目すること大切です。「駅から徒歩〇」「バス停から徒歩〇分」などのような条件で絞り込んで、部屋探しを進めましょう。ただし、交通の便が良ければ良いほど家賃は高くなる傾向にあります。「どの程度の家賃であれば払えそうか」という点を、冷静に考える必要があります。

また、スーパーやコンビニ、病院や銀行などの設備へのアクセス条件にも注目しましょう。これらの設備が近くにあるか否かで、今後の生活の利便性が変わってきます。

A.部屋探しと引っ越すタイミングの決め方

引っ越し予定日の1~2ヶ月前から部屋探しを始めると良いでしょう。賃貸物件を契約してから入居するまでの間には、入居審査や各種契約手続きなどの工程があるため、余裕をもって予定を組むことが大切です。

A.設備別のこだわり条件

一人暮らしを快適なものにするためには、立地や家賃だけでなく周囲の環境や設備にも目を配ることが大切です。

例えば、「水回りのお手入れや掃除を楽にしたい」「シャワーやトイレをゆったり使いたい」というときに重要になるのが「バス・トイレ別物件」という条件です。

防犯・セキュリティ機能を重視したいのであれば「オートロック付き」「2階以上」「防犯カメラ付き」などの条件で物件を絞り込むと良いでしょう。

「荷物が多い」という場合では、外せないのが収納の豊富さです。「シューズボックス」「ウォークインクローゼット付き」「床下収納付き」など収納条件別に絞り込んでみましょう。

A.バス・トイレ別物件のメリットとデメリット

トイレやお風呂場はもちろん、洗い場をゆったり使えるのがバス・トイレ別物件のメリットです。また、来客時にもお互いに気を遣わずトイレやお風呂を使えるのも魅力です。

ただし、バス・トイレ別物件は家賃が割高になる傾向があります。他のこだわり条件と照らし合わせて優先順位を決めたうえで、重視するか妥協するかを決めましょう。

A.防犯性の高い物件の選び方

一人暮らしの際、セキュリティ条件や防犯性が気になるという方も多いのではないでしょうか。物件の防犯性は、まず立地エリアや周辺環境をチェックするのがおすすめ。不動産会社に直接話を聞いてみることはもちろん、実際に自分の足で周辺環境を下見すると良いでしょう。

周辺環境の下見をする際は、日中だけでなく夕方や夜間にも足を運びましょう。「夕方~夜の時間帯でも人通りはあるか」「街灯などが十分にあり、夕方や夜間でも明るいか」といった点をチェックすればより安心です。

また、時間に余裕があれば平日だけでなく週末にも下見するのも吉。平日と週末では、人通りや交通量などの条件が大きく変わります。休日も安全に過ごせそうか、また事故やケガの心配はなさそうか、といった点もチェックしておきましょう。

その周辺で起こった犯罪件数について確認するのも忘れずに。引ったくりや空き巣など、過去にどんな犯罪があったのかを知っておくと、防犯対策も立てやすくなります。併せて、物件の近くに警察署や交番などの施設があるか否かも確認しておくと、万が一トラブルに巻き込まれたときも安心です。

A.収納のチェックポイント

洋服や靴、日用品などの物が多い場合、収納が少ない物件だと生活スペースが手狭になってしまう可能性があります。自分の持ち物の傾向と、収納タイプの相性を見極めましょう。

洋服が多いのであればクローゼット、寝具や季節の物が多くなりそうであれば押し入れなど、物と収納スペースの相性は変わってきます。また、「必要なときにすぐ取り出しやすいスペース・距離にあるか」という点も重要です。

A.部屋探し~入居までの費用を節約するコツ

部屋探し~入居までには、引っ越し費用だけでなくさまざまな初期費用がかかります。これらの初期費用を出来る限り抑えるためのコツを紹介します。

A.敷金・礼金を抑えるコツ

敷金とは、部屋を退去する際の原状回復費へ充てられる費用のことです。家賃の1ヶ月分を目安として考えておくと良いでしょう。礼金は、大家さんに対して支払うお礼のお金のことで、敷金と同じく家賃1ヶ月分が目安です。

敷金・礼金を節約したい場合、「敷金・礼金なし」の物件にまず的を絞ってみましょう。また、近年は礼金なしの物件も増えています。加えて、不動産会社を通すことで金額の交渉をしてもらえる可能性もあります。

A.フリーレント物件を探してみる

「フリーレント物件」とは、入居後数ヶ月間の家賃の支払いを免除してもらえる物件のこと。フリーレント期間は物件によって異なりますが、入居後1~3ヶ月間をフリーレント期間としているケースが多くみられます。

A.交渉時のコツ

全ての初期費用を下げようとするのではなく、「礼金のみ」「日割り家賃のみ」というように一つの費目に絞るほうが得策。そのほうが、大家さんとやり取りする不動産会社としても交渉の糸口が掴みやすくなります。また、「交渉が成立したら、入居を決めます!」という熱意を伝えることも大切です。

A.一人暮らしにおすすめの間取り

部屋探しの際、部屋の広さや間取りのタイプに着目することも大切です。ワンルームや1K、1DKや1LDKなど、間取りごとの特徴を把握しておきましょう。

A.ワンルーム

ワンルームは、居室全体が全ての一部屋にまとめられている間取りを指します。玄関やキッチンなどの空間と居室が区切られておらず、開放感のある作りになっているのが特徴です。お手頃な家賃設定になっている物件が多い他、「欲しい物がすぐ手に届く距離にある」「掃除が楽」というメリットもあります。ただし、その分生活スペースが限られてしまい手狭に感じられるというデメリットがあります。

A.1K

1Kは、キッチンと居室が扉で区切られている物件を指します。ワンルームと同じく居住スペースがコンパクトにまとまっているため、日々の掃除や家事が楽に住むという魅力があります。また、家賃が手頃な物件が多く選択肢が多いのもメリットです。しかし、ワンルームと同様生活スペースが手狭になる傾向にあることを留意しておきましょう。

A.1LDK

1LDKとは、8畳以上の居室1室とリビングルーム・ダイニングキッチンから成る間取りのこと。寝室や作業スペースと食事するスペースを分けられるため、「生活にメリハリをつけたい」「来客が来ても良いようにプライベートスペースを確保したい」という方に向いています。一人暮らしには十分な広さでゆったりと過ごせることが魅力ですが、その分家賃は割高になる傾向にあります。

A.内見時のチェックポイント

これという物件が見つかったら、いよいよ内見へ向かいます。内見時には、部屋の実際の広さはもちろんですが日当たりやにおい、周囲の音などをチェックすることをおすすめします。

A.広さは十分か

内見時の部屋は、家財道具がないまっさらな状態であるため広く見えます。しかし、実際に住み始めて家具を設置すると「意外と狭くなっちゃった…」となってしまうことも。テーブルやベッド、ソファなど実際に設置する家具の寸法をあらかじめ図っておき、部屋内でシミュレーションすると住み始めた後のギャップを抑えられます。可能であれば、実際の家具のサイズにカットした新聞紙などを持参して、設置シミュレーションをするのも良いでしょう。

A.日当たりは良好か

日当たりの良さは、洗濯物の乾きやすさや部屋の明るさなどを左右する重要な要素です。部屋の間取り図などがあれば、そこからおおまかな部屋の向きは読み取れます。しかし、実際に内見すると「近隣の建物に遮られて日が当たらない」ということになる可能性も。そうならないためにも、実際の日当たりや周辺の建物の立地などを内見でチェックしましょう。

A.周辺の音やにおいは気にならないか

音やにおいを確認しておくことも忘れずに。例えば周囲の交通量が多いと、車の音や排気ガスのにおいが気になることがあります。「人や車の往来が多くて週末は騒がしくなりそうだな」「すぐそばの飲食店のにおいが入ってきそう」など、音やにおいを左右する条件はさまざま。譲れないポイントと妥協ポイントを決めたうえで、周辺の音・においを確認しましょう。

A.理想の部屋を見つけるために

一人暮らしの部屋探しは、整理する情報やタスクが多く混乱してしまうもの。特に、初めての一人暮らしであればなおさらです。まずは、「使える予算」と「こだわりたい条件」の2つに的を絞って、少しずつ部屋探しを進めていきましょう。