Q.洗濯中でも同じ服を着たい4歳の子ども
4歳になる子どもが、昨日と同じ服を着たいといって駄々をこね、保育園に遅刻してしまいそうになることがよくあります。
昨日着た服は洗濯中だからと説明しても、他の服を着るのをいやがって駄々をこねるだけです。
こういう場合、どのように対処したらいいのでしょうか。
子どもが毎日同じ服を着たがるのには、何か理由があるのでしょうか?
A.気に入っている服を2枚購入するなど具体的な対策が必要
確かに、子どもというのは気に入った洋服があると、毎日同じものを着たがる傾向があります。
洗濯中でも「絶対にあれじゃなきゃダメ!」と言って泣きわめき、保育園や幼稚園に遅刻してしまうといったケースも少なくありません。
お母さんが子どもを保育園に連れて行った後に仕事場に向かわなければならない場合などは、本当にイライラしてしまいますよね。
毎朝の子どものわがままを解決するためには、気に入っている洋服をもう一枚買う、あるいは似た色やデザインのものを購入するという方法があります。
これなら、お気に入りの洋服が洗濯中でも困ることがありません。
もうひとつ試してみたいのが、「明日着る服を子ども自身に選んでもらう」という方法です。
前の晩に子どもに「明日着たい服」を選んでもらい、選んだ服を着替えする場所においておきます。
こうすれば、子どもも納得して自分が選んだ服を着て出かける可能性があります。
子どもが季節外れのアイテムを選んだり、あきらかに上下のコーディネートが合わなかったりする場合には、お母さんが助言者になってわかりやすく説明してあげるといいでしょう。
A.第一次反抗期に多い行動
2歳から幼稚園期の子どもによく見られるこの行動は、第一次反抗期と大きく関わっています。
別名「イヤイヤ期」とも呼ばれている第一次反抗期には、子どもの自己主張が強くなり、何でも自分で決めたいと思うようになります。
自分が着る洋服などは自分の好みが主張できますので、「これが着たい」「あれはイヤ」と毎朝駄々をこねることになります。
慣れた服を毎日着ることによって、安心感が得られるのもこの年頃の子どもの特徴です。
特に同じ色の洋服を毎日着たがる傾向がありますので、好きな色を把握して、子どもと一緒に衣類を選ぶのもいいと思います。
ただし、子どもの言うことをすべて聞いていたのでは教育が成り立ちません。
子どもの要求に、時には応えられないことをはっきりと示して、我慢することを教えることも大切です。
いつも似たような洋服を着ている子どもには、違うタイプの服を着せて、ママ友に「あら、その色、すっごく似合ってる」「かわいいわね」と褒めてもらう方法も効果があります。