子供同士の兄弟げんかで悩んでいませんか ?
兄弟がいると、良いことも悪いこともありますが、親御さんとしては、子育ては2倍負担がかかることになりますよね。
兄弟がいる場合、兄は弟の面倒を見て、弟は兄に対して甘えて遊んでもらう。
しかし、それはあくまでも理想で、実際にそのような良好な関係が、続くわけではありません。
弟は兄にかまってほしく、兄の用事はおかまいなくすり寄り、邪魔ばかり。
弟は兄のものを欲しがり、兄は弟をうっとうしく思う。
体格的にも、兄の方が大きく、けんかしても弟が負かされるばかりで、すぐに泣いてしまう。
親の立場としては、どうしても上の子を怒ってしまうのですが、理不尽さで胸を痛めることもあり、どうしたらいいのか悩みますよね。
上の子と下の子の悩み
三つ子の魂百までも、のことわざにもあるように、少し大きくなったからと言って、子供の性格が極端に変わることはほとんどありません。
下の子は上の子をねたみ、上の子は下の子をねたむ。
そんな構図が、幼少時代にできあがってしまえば、どうしてもけんかに発展してしまうことは、致し方のない事なんです。
弟は兄に対して、いつもお下がりばかり、お兄ちゃんばかり新しいもの買ってもらって。
兄は弟に対して、いつも僕ばかり怒られるなどと、ひがみ根性も出てくるものです。
親としては、平等に怒っているつもりなのですが、当人たちはそんなことを一切考えていないのも、問題を大きくする原因なんです。
兄弟げんか仲裁時にやってはいけないこと
男同士の喧嘩は、時には殴り合いの大げんかに発展してしまうこともあります。
親としては、ものも壊されてしまうし、どうにかしたいものですが、父親は仕事に行って不在。
こんな時、すぐに仲裁に入りますが、間に入っても絶対にやってはいけないことがあるんです。
それは、先に述べたように、上の子どもを頭ごなしに、叱らないという点です。
怒られた方は、親の愛情を疑ってしまい、ひがみ根性が出てしまいます。
また、激しい口調で怒鳴るのもNG、子供は委縮してしまい、親に本当のことが言えなくなってしまいます。
そして、子供たちの言い分を聞かず、いきなり怒ってしまうというのもダメです。
当然ですが、子供が悪いと思っていないのにもかかわらず、無理やり誤らせてしまうのは逆効果なんです。
兄弟げんかはどう対処するか
けんかの仲裁は、とても難しいものなんです。
ともすれば、深い遺恨を残して残しかねませんので、兄弟げんかの場合は、なおさら対処が難しいと言えるでしょう。
正しい、とまではいいませんが、兄弟げんかの適切な対処方法は以下の通りです。
『まずは知ることが大切』
・けんかの原因を探ることで、適切な対処方法も可能です。ただし、兄弟別々に事情を聴くのが、正しいやり方です。
『中立で仲裁する』
・どちらが悪いとしても、一方をいきなり怒ってしまうのはマイナス効果。どこが悪いのか、よく説明した上で説得しましょう。
『一定の線を引く』
・兄弟げんかは、やるなといっても起こってしまうもの。そのため、一定のルールや罰などを設け、予防策をとっておくのも大切です。